先日、ガイドの先輩からピンチヒッターを頼まれ、久しぶりにお客様を連れて御在所岳を案内してきました。
設定のコースは、中道→御在所岳山頂→武平峠→鎌ケ岳 というものだったのですが、ツアーの日はあいにく曇天からの雨予報。早ければ12時からそれなりに降り始めるとのことだったので、
- 早い時間に屋根のあるところに着きたい
- 中道は、岩場の通過で鎖場や少しスリリングなところがあるので、濡れている今日はあまり通りたくない
という理由で、急遽、最短コースともいえる表道に変更しました。こちらなら樹林帯を通ることもあり、雨が降ってもその影響を抑えられそう、という算段もありました。
11時半前に山頂に着いた頃からパラパラし始め、風も出てきましたが、幸い雨は酷くならなかったので、ロープウェイを使うという最終手段でなく、予定通り武平峠へ歩いて降りることに。とはいえ15時からは本降り予報だったので、鎌ケ岳は断念してその日は帰りました。
そして翌日のニュースを見て、ゾッ😨としました。
皆さんご存じの通り、中道のおばれ岩が崩落の危険があるため、中道自体通行止めということになりました。
御在所岳の中道って、写真にあるようなこんな岩とか、「どうやってできたの?」と思う岩がゴロゴロしているわけですが、こういう形状になるのは、山や岩が長い年月かけて雨や雪で浸食されたり、地震で崩落したりと様々なエネルギーによって動かされてきたからなんですね。
だから、今回のおばれ岩の崩落も、長い年月の地球の変化からしたら、もしかすると「くしゃみ」程度のことかもしれません。
しかし、人間にとっては危険極まりないです。
だからいつだって、「上から岩が落ちてくるかもしれない」とか「足場が崩れるかもしれない」とか、考えておくことが大事です。少しでも考えていれば、必要以上に慌てなくて済むと思います。台風や地震など、大きなエネルギーが動いたあとの登山は特に要注意ですね。
「君子 危うき に 近づかず」
危なそうと思ったところに近づかないのが一番ですが、どうしてもそこを通らないといけないのであれば、いろんな想定をして「備える」ことがとても大事になってきます。例えば、落石を想定して、一人ずつ、間隔を空けて歩く、とか。
自然は人知を容易に超えてきます。謙虚な気持ちも忘れないように。
無事に久しぶりのガイドを終えられて、ほんと良かったです。



コメントをお書きください